ワクチンについて

防腐剤チメロサールについて

チメロサールとは?

強い殺菌作用を持つ水銀化合物です。ワクチンには長年にわたり保存剤・防腐剤として使われてきました。
チメロサールは少数例に過敏症(発疹・蕁麻疹等)が見られるほかは、一時期懸念された神経発達障害などの副反応の可能性は少ないとされています。
しかし、潜在的危険性を回避するために日本では厚生労働省からチメロサールの削減・削除の要請がなされ、ワクチンメーカーもチメロサールの削減・削除を図っています。
現在、完全にチメロサールを除去した製品は数が少ないですが、発売されはじめております。

当院で乳幼児に使用中のワクチンは色々なメーカーのなかから選択し、防腐剤なし(チメロサールフリー)になっています。
予防接種薬に含まれるチメロサールの濃度は低いので問題ないという考えもあるようですが、接種回数が増えている事情を考えると、より安全性の高いものを使用する義務があると考えています。
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